もんきりワークショップ 『旧暦カフェ 第6回 端午の節句』小金井市・はけの森カフェ 2018年6月17日(日)

来る6月17日(日)こどものお祝いごとの年中行事「端午の節句」をテーマに、美しい武蔵野の自然に囲まれたmusashino はけの森カフェさん(小金井市)にて江戸の切り紙遊び「もんきり」を楽しみながら、第6回目となる旧暦カフェを開きます。

5月5日は旧暦では今年の6月18日。現在の暦とは1か月以上も離れてしまったこの旧暦の日に近い6月の第三日曜日(ちょうど父の日!)に皆さんと集い、実際の行事の風習とその意味を探りながら味わってみます。

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端午の節句といえば、爽やかな風に泳ぐ鯉のぼり。
しかし、実は旧暦の五月五日はむしむしと暑い梅雨の最中でした。
鯉のぼりや鎧兜を飾るのも江戸時代の武家が始めた風習です。
もっと古い時代、例えば枕草子には、菖蒲や蓬(よもぎ)の草束で屋根を葺き、これらの植物でつくった「薬玉」を室内に飾る様が描写されます。
また、この日を「薬降る日」と呼び、この日の雨にあたった薬草は特に薬効があるとされました。
植物の芳香の力を使って、疫病のはやるこの時期を乗り切る、それが端午だったのですね。
実際の植物を使って古い文献をもとに、「薬玉」をつくってみましょう。この季節にふさわしい「かたち」のもんきりもしましょう。

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正月・節分・雛祭り・端午の節句・七夕・お盆・お月見・重陽の節句・七五三・冬至などなど、日本には季節に合わせ様々な行事がありました。美しい約束事や作り物が暮らしの中に豊かな景色を作り出していました。

旧暦カフェでは、行事をめぐる知見を持ち寄り研究します。実験します。異分野が交錯するカフェであり大人の自由研究会を始めます。ぜひご参加ください。

第6回 旧暦カフェ「端午の節句」
講師:下中菜穂
日時:2018年6月17日(日)13時から16時
会場:musashino はけの森カフェ(東京都小金井市中町1‐11‐3)
会費:3,000円
(材料費込み。道具はこちらで用意します。作品はお持ち帰りいただきます)

参加お申し込み、お問い合わせ:メール、電話にて承ります。
TEL.070‐4435‐4353(はけの森カフェ)
mail: hakenomoricafe@artfullaction.net

 


前回開催しました第5回旧暦カフェ「卯月八日の天道花(うづきようか の てんとうばな)」の様子はこちらからもご覧いただけます。

今回は日曜日開催の旧暦カフェ。
心安らぐカフェで大人の自由研究を。皆さまどうぞお気軽にご参加下さい。