もんきりで「福は内」  暮らしをたのしむ 冬~節分

「もんきりで、福はうち!」切り紙で伝える日本の行事

もんきりで「福は内」

2月3日は、節分。
立春を迎える直前の季節の変わり目。
寒さも底をつくこの時期は、体調も天気も厳しく崩れがちです。
その隙を狙い潜む「邪気」を払うとともに、家族の無病息災を願って「鬼は外、福は内」の声も高らかに、年男・年女を筆頭に魔除けの力を持つとされる福豆を撒きます。

大きな口に牛の角を持ち、虎の皮を身にまとった恐ろしい姿の鬼。
昔の人々が目に見えない災難や病気を恐れる気持ちから生まれた鬼も、この日だけは小さな福豆で追い払われ、逃げ惑うその様子はユーモラスでもあり、少し哀しげでもあり。

鬼が嫌がる「柊鰯(ひいらぎ いわし)」は、ちくりと痛い柊(ひいらぎ)の枝と、鰯(いわし)の頭を刺したもの、さらにガラガラと音を立てる大豆の豆柄(まめがら)を合わせ、まとめて作ります。
柊鰯

鰯の頭は、その強烈な生臭い匂いを鬼が嫌がって寄ってこないのだとも言われているそうです。
(下の画像は、柊鰯の準備中に誰かさんが並べていた立派な金太郎鰯の煮干しです。こうして眺めるとまるで文字のよう!煮干しを広げるとあたりは良い出汁の香りでいっぱい。思わず猫もお手伝いに集まってきそうです。)
もんきりで「福は内」いかにも鬼が嫌がりそうなトゲトゲとした葉を持つ柊は、日本の紋のモチーフにもなっています。
もんきりで「福は内」

もんきりで「福は内」

できあがった「柊鰯」は、おそろしい鬼が家に近寄らぬようにと願いながら、玄関に飾りましょう。
もんきりで「福は内」

豆まきには、炒り大豆を入れた枡を用意します。
神社などでは、集まった参拝客に福豆と一緒にお菓子や果物などを撒くところもあるようですね。
ご家庭では、炒り豆と一緒に小さく切ったもんきりも撒いてみませんか。
日向爪形光琳梅、双瓢を切ってみました。
ぱらぱらヒラヒラと、なんとも賑やかに豆まきが楽しめそうです。
もんきりで「福は内」

豆まきが終わったら、年の数だけ福豆をいただきます。

そういえば小さいころ、幼稚園の先生から「さぁ、今度は体の中の鬼をやっつけましょう!」と言われてみんなで並んで神妙な顔をしながら、ほんの数粒の福豆を数えながらポリポリとつまんだのを思い出しました。

もんきり「対い鳩と三ツ石」

また、節分の夕食には、この頃話題の「恵方巻き」が食卓にのぼるご家庭も多いのではないでしょうか。
由来や背景はさておき、みんなで黙って一方行を向き、一心に巻き寿司にかぶりつく後ろ姿を見たら、家に入り込もうとしていた鬼もびっくりしてそっと扉を閉めて帰ってくれそうですね。
2017年の恵方は、北北西とのこと。

お知り合いや親せきで集まり、節分の季節の食卓を囲む機会がある時などは、お客様用の箸袋やコースターをもんきりで飾ってお迎えしましょうか。
もんきりと一緒に、みなさんの今年の節分が ますます たのしくなりますように。

節分が終われば、立春。
待ち遠しい春は、すぐそこに。

もんきりで「福は内」

 


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