桐(1) 五七の桐

役に立つ桐材

ぽかりと開けた谷沿いの山道で、辺りを紫に染めた満開の桐の花と出会う。
息を飲む瞬間だ。桐紋は高貴な印で、怨霊となった後鳥羽上皇を慰めるため、死後に贈られた紋だという説もある。
桐は成長が早く、材は驚くほど軽い。湿気を吸わずに狂いがない。それゆえ、箱や箪笥、面や琴、下駄などになった。
懐炉の灰も桐灰が使われる。

この紋は「五七桐」。

しもなかなぼ

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