糸巻き

糸の願いを重ねる

機を織り衣服を縫う。それが女性の家事仕事に負うていた頃、その上達を願う思いは切実なものだったろう。七夕の織り姫にあやかろうと願をかけた。この四角い形の糸巻きが使われていたのはそれほど昔のことではない。古道具屋で見つけたこの木製の糸巻きの裏には、赤鉛筆でこう書いてある。「六ノ二 マキノトシコ」

この紋は「重ね糸巻」。

しもなかなぼ

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