くちなし

香りと色と

初夏の夕闇の迫る頃、ふと通り過ぎざまにどこからともなく馥郁たる香り。振り返れば生け垣にぼおっと浮かぶ白い花。咲き始めの柔らかい白さは絶品だが時とともに黄色くなる。乾燥させたくちなしの実は、きんとんやたくあんなどの着色料として古くから使われる。写真は八重咲きだが文様は一重で6弁。比較的新しい紋のようだ。

この紋は「一ツくちなし」。似ている「陰三ツ割くちなし」の紋が『紋切り型 風之巻』で作れます。

しもなかなぼ

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