ヤドリギ2

めっきり見かけなくなった

寓生(ほや)紋は鳩と組み合わされる場合がある。ヤドリギが神社の鎮守の森によく見られることから、鳩の巣と誤解されたのかも。保与(ほよ)と記されることもあるのは、冬なお緑で大樹に生気を与える存在と考えられたか。大気汚染に弱く、東京ではめっきり少なくなった。近所の神社のヤドリギもいつの間にか消えてしまった。

上と下の紋は『紋切り型 月之巻』の「八ツ割り寓生の花」。真ん中は『こども文様じてん』(平凡社)の「抱き寓生に対い鳩」。

しもなかなぼ