山から来て、山に帰る

早春に山から降りた田の神は、冬に再び山に帰る。先祖達は命の源が山にあり、その本質が循環にあるということを知っていた。異界と通じ、不思議に満ち、命があふれる豊饒の山。たとえ里で田畑を耕し、都市の長屋で暮らしていても、魂のよりどころは山にあった。右の紋は穴ぼこのようだが、よく見ると五つの山が組み合わさっている。
写真の紋は「違い山形」、『紋切り型 のぞき紋』に収録。この他『紋切り型 地の巻』に山の紋を多数収録。

しもなかなぼ

カテゴリー: お知らせ   タグ:   作成者: エクスプランテ   この投稿のパーマリンク

関連記事