
さる 2025年10月5日(日) に、東京・景丘の家で開催された「アジア暮らしの暦ワークショップ」の様子を、ご報告申し上げます。
まずは日本、中国、韓国の「中秋」の行事について調べたこと、それぞれの体験などを語り合いました。
◉日本の月見
「団子とススキ、そしてお月見」というよく知られた型通りのものだけでなく、
「十五夜綱引き」「ソラヨイ」「畑の作物盗み」など謎めいた習俗も。
団子の形も地方によって違う!こどもたちはよその家の団子を盗んで食べる「団子付き」に興じる。
◉中国の中秋節
月の神を拝む「拝月」や大潮の逆流を見る「観潮」。兎児爺人形。
よその畑の瓜を盗んで子宝を祈る「送瓜」(あれっ、これは日本の作物盗みと似ている、、、)
食べるのは月餅。
◉韓国の秋夕(チュソク)
祖先に感謝して礼拝(チャレ)する。墓参り。(あ、これはお盆ですね)
綱引き(あ、同じだ!)シルム(相撲)、カンガンスルレ。
食べるのは、アカマツの葉で蒸すソンピヨン。
日本の中でも地方によって違う。中国や韓国のルーツの方も参加して、あれこれお喋り。
その後は「やってみる」の時間。
韓国は、「ソンピョン」と「土卵グッ」(牛肉と里芋のスープ)を守屋さんご夫妻が。
なんと!韓国では、チュソクの時以外にはあまり里芋は食べばいのだそう。不思議です。
松葉がアカマツのが香りがよくアクが少ないから良いとのこと。
家の近くの松山から採集。中にはスリごまと砂糖

中国の月餅作りは韓氷さんが準備。いつもは買って食べる月餅ですが、初めて手作りに挑戦。
アンコがちょっとはみ出したけど、美味しい月餅が焼き上がりました。

日本のお月見団子は下中菜穂が前日に準備。

見よう見まねで、関西の「里芋型」の団子にも挑戦。

みんなで和気藹々と作業も楽し。
行事がコミュニティーの関係を深める場だったことも実感。


◉守屋さんの準備してくれた資料です。