読者の皆さまからのお便り:【夏を書く こども書道】三鷹市生涯学習センター 斉藤さまより

三鷹市生涯学習センターの斉藤さまより、講座「夏を書く こども書道」のなかで「もんきり」を使いたいとのご相談*をいただきました。

*小社書籍に掲載の切り紙や紋切りなどの図案を個人使用以外での利用をご検討の際は、都度事前に小社エクスプランテまでご相談いただいております。

今回は斉藤さまにお願いして、講座の様子や作品の画像を送っていただきましたので、ご紹介いたします。


三鷹市生涯学習センターの斉藤さま:

  小学校で毛筆の授業が始まるのは3年生からのため、1・2年生は保護者同伴で参加。「今日、初めて書道をする。」というお子さんや、「筆を持つのは中学校卒業以来、ウン十年ぶりです。」という方もいらして、少し緊張感のあるスタートでした。


 講師の方に書き方を教えていただきながら練習用の半紙に何枚も書いているうちに、書くことが楽しくなってきた頃合いで、「うちわ」に一文字を書きました。


 次は、うちわの裏面に貼る飾りを「もんきり」で作りました。今回は、予め和紙を折り、型紙を貼ったものをご用意して、皆さんには「型紙に沿って切り、ひらく。」という工程のみを体験していただきました。型紙は『豆紋2』に掲載されている紋の中から、カッターを使わずはさみだけで切ることができる6つの紋を使用させていただきました。裏面にもんきりを貼ると、素敵なうちわの完成です。この夏のお供として、皆さんの暮らしに彩りを添えてくれることでしょう。


 講座の後半は、4.5m×6mという大きな大きな紙に、みんなで大きな文字を書くということを行いました。最初に、講師の竹内さんによる書道パフォーマンスがあり、墨をたっぷり染み込ませた極太筆で一画目を走らせると、部屋中が墨の香りに包まれ、思わず全員が竹内さんの動きに見入ってしまいました。その後は交替で紙の上に上り、今日の締めくくりとして、大きな大きな文字を書きました。


三鷹市生涯学習センターには「もんきり」を紹介するコーナーも。

三鷹市生涯学習センター https://www.mitakagenki-plaza.jp/shogai/

読者の皆さまからいただいたもんきりを楽しんでいらっしゃる様子や声をお届けしている、「読者の皆さまからのお便り」。
今回はもんきりの型紙を公開講座で使いたい、とご相談いただいたお便りのなかからのご紹介でした。

猛暑が続きます、みなさまどうぞご自愛ください。