
5月2日、5月5日(旧暦卯月八日)に先立って渋谷区恵比寿の景丘の家で天道花の展示をしてきました。
毎年同じ日取りで、近所の空き地や線路ぎわなどを見回って花を摘む。
それを続けていると、その微妙な違いが面白いなと思ってきました。
と、ところが、今年はなんだか様子が違う。
ほぼ、ハルジオン一色なのです。
わずかに、シロツメクサ、アカツメクサ、、、がちらほら。
思い切って、ハルジオンづくしの花束になりました。
気候のせいなのか、我がご近所の空き地の生態(いつ草刈りされるかで随分違う)ゆえか。

今回は加えて紋切りの花の吊り飾りを展示しました。
囲炉裏の間で揺れるもんきりの花。うっとりでした。
様々なお祭りに紙の花が用いられて来ましたが、
なんだかその意味が腑に落ちた気がします。
もとは生の花だったわけですが、花がいまひとつ咲き揃わない年もあったでしょう。
そんな時、紙の花で花盛りを演出することで、天候不順をひっくり返そうとしたんですね。
(これを「予祝」といいます。あらかじめ、お祝いしちゃうことで、現実を変えようというおまじない)
ここを訪れる子どもたちの反応が楽しみです。



景丘の家サイト
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