結び雁金

なぜこんなかたちに?

いにしえより夜空を渡る雁の声が、人々の心を捉えてきた。
文様の「雁金」も「雁が音」のこと。遠く離れた場所からもたらされる何か。
その「音ずれ」が雁の声に託される。
それにしてもこの剽軽な形はどうだ。
雁は「よい知らせを運ぶ」とされるので、遠く群れ飛ぶ様を描いたVのかたちに、くるりと結んだ文の形を重ねたのだろうか。

この紋は「丸に結び雁金」。
『キリガミ 渦巻きぐるり』に収録。

しもなかなぼ

カテゴリー: お知らせ   タグ:   作成者: エクスプランテ   この投稿のパーマリンク

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