オショライさん

昨日は旧暦7月13日。
月が次第に太り、その時がきたことを告げています。
かつてはこうやって、月を見上げながら盆を迎えたんだろうなあ。
厳しい暑さながら、夕には、チ、チ、チ、と虫の声。
やはりどこかに秋が混じってきました。

本来なら、小金井市で「お盆」のワークショップでしたが、
熟慮の末延期を判断。これで良かったと思いつつ、
ここ数ヶ月準備を重ねてきたので、やっぱり残念。

Nさんから教えていただいた京都府木津市鹿背山のオショライさんという
お盆の風習をまねて、施餓鬼を試みました。

この「はしご」は地から登ってくるものか、天から降りるものなのか?
それとも、集めた盆花から降りてくるのか?
ご先祖さまを迎える「かたち」に込められた謎に思いを馳せます。
「はしご」は、あの世とこの世をつなぐ「かたち」です。

こんなオショライさんだったら、私もかえってきたくなるだろうな〜。


しもなかなぼ