一寸法師の針

木漏れ日の下に咲く。マムシグサ。
この優雅な姿が、マムシの鎌首に似ているとこの名前。
これは花びらではなく、「仏炎苞」という格調高い名前がある。
この中にきりたんぽのような白い雌蕊がある。

サトイモのような球根ができるので、ちょっと食べてみた研究者の記事を見つけた。
なんと、口から、喉から、針が刺さるような鋭い痛みで七転八倒したらしい。
シュウ酸カリウムの尖った結晶が含まれているので、それが刺さったらしい。
一寸法師を飲み込んでしまった鬼さながらの針攻撃。
もしかしたら、あの物語も、そんな体験から生まれたのかもしれないな。
サトイモと似ているなら、きっと食べてみた人がいるはず!

しもなかなぼ