
来る2018年3月17日(土)三重県の紀宝町鵜殿図書館で、木をめぐる映像のフィールドワークと、切り紙のもんきりワークショップを開催いたします。
(1)20世紀映像の百科事典 エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ上映会
  「木」のつくるくらし
 (午前のイベント:ECフィルム 映像のフィールドワーク)
 世界中の人の暮らしと生き物の生態を記録した映像の百科事典
世界中の人の暮らしと生き物の生態を記録した映像の百科事典
 エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ(=ECフィルム)
第2次世界大戦後すぐドイツで始ったエンサイクロペディア・シネマトグラフィカ(=ECフィルム)のプロジェクト。
 それは世界中の人の暮らしと生き物の生態を記録して、映像の百科事典をつくるという壮大な計画でした。
 16ミリフィルムで記録された3000タイトルほどの映像、そののほとんどが音声のないモノクロです。
どこにいても人は身近にあるものを集めて、道具をつくり、狩りをし、火を起こし、調理して食べ、こどもを産み、家をつくり、楽器を奏で、歌い踊り、死んでいく。そして他の生きもの達も変わることなく個性豊かな生を全うする。あたりまえの「生」の姿の集積であるこの映像群は、時を経て今私達に何を伝えているのでしょう?
映像のフィールドワーク
 「これはなんだろう?」「こんな方法があったんだ!」「なるほど!おもしろい〜」など、みなさんと気軽に語り合い、ともに発見をしながら、このタイムカプセルのような映像群を見る上映会をしたいと思います。
 このように映像の中を探検するように観ることを「映像のフィールドワーク」と名付け、いろいろな場所で開催中です。
今回はその中から「木」をめぐる映像を選び、世界中にかつてあった「木」をめぐる技術、生活文化の映像をみなさんと見たいと思います。
 森林の豊かな土地がらである紀宝町のみなさんと見ることができるのを楽しみにしております。
ECフィルム 映像のフィールドワーク開催概要
 『20世紀映像の百科事典 エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ上映会
 「木」のつくるくらし』
 日時 : 2018年3月17日(土)10:00~11:3 0
 講 師 : 下中菜穂
 対 象 : 小学生以上どなたでも
 定 員 : 先着 約30名さま
 場 所 : 鵜殿図書館2階 研修室
 三重県南牟婁郡紀宝町鵜殿1410番地
(2)文様の中には「自然」がいっぱい!
 江戸の「もんきりあそび」を楽しもう!
 (午後のイベント:もんきりワークショップ)

 紙を折り畳んで、型紙のとおりに切る。そっと開くとそこには美しい日本のかたちが舞い降ります。
 これが江戸時代の切り紙「もんきりあそび」です。
 「もんきり」は江戸時代、「家紋」を描く職人の技術として始められ、遊びとしても楽しまれました。
 昭和の初め頃までは図工の教科書にも載っていたのですが、今ではすっかり忘れられた存在でした。
 「家紋」は家のしるしであるばかりでななく、その小さなかたちの中には、たくさんの歴史や物語、
 自然観や暮らしや考え方、美学などがぎっしりつまっています。
 「もんきりあそび」を通して、伝統的な「かたち」に親しみ、使い、楽しむことで、
 その中に込められた自然観を学びましょう。
今回は豊かな森の紀宝町にふさわしい「かたち」を「もんきりあそび」でつくったあとに、カラフルな葉書に貼って作品をつくります。
もんきりワークショップ開催概要
 『文様の中には「自然」がいっぱい!
 江戸の「もんきりあそび」を楽しもう!』
 日時 : 2018年3月17日(土)13:30~15:30
 講 師 :下中菜穂
 サポート みずのかずこさん
 定 員 : 先着 20名さま
 ハサミが使える方なら、こどもからおとなまでご参加いただけます。
  (小学3年生以下の方は保護者同伴でご参加下さい)
 材料費 : 500円/人
 時間 : 2時間~2時間30分程度
 持ち物 : はさみ・カッター
 *細かい作業の際に、必要な方は眼鏡もお持ちください。
 場 所 : 鵜殿図書館2階 研修室
 三重県南牟婁郡紀宝町鵜殿1410番地
(1)20世紀映像の百科事典 エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ上映会
 「木」のつくるくらし
 (2)文様の中には「自然」がいっぱい!江戸の「もんきりあそび」を楽しもう!
 上記のイベントへのご参加には、それぞれお申込みが必要です。
お申込み・お問合せ先
 3月1日(木)より参加受付開始
 三重県 紀宝町鵜殿図書館(TEL 0735-32-4646 月曜休館)
三重県 紀宝町鵜殿図書館HP
 http://lib.town.kiho.lg.jp/
皆さまのご参加をお待ちしております!
