【ワークショップご報告】『旧暦カフェ 第6回 端午の節句』 武蔵野・はけの森カフェ

旧暦の5月5日はこんな気候なのか〜。

なんともむしむしと暑い。すっきりしない空。
栗の花はすでに落ち、小さな青い実がつき始めている。
♪屋根より高いこいのぼり〜 の爽やかなイメージが身体に染み込んでいるのを改めて実感。

暦を変えた明治時代、この反対の違和感を人々がたっぷりと味わったというわけなのだなあ。

なんともむしむしと暑い。すっきりしない空。栗の花はすでに落ち、小さな青い実がつき始めている

この日が「薬日(くすりび)」と呼ばれ、菖蒲や蓬(よもぎ)によるい祓いの日であったことには納得。
病や蛇や虫の害で命を落とす人も多かったのだろう。
菖蒲と蓬で作ったと枕草子にもある「薬玉(くすだま)」を皆で作ってみた。

新暦の5月5日にスーパーで売っていた菖蒲を干しておいたら、なんともいい香り。
蓬はドライのものと前日に家のそばの空き地で刈ってきたもの。丁子(ちょうじ=クローブ)やシナモンなどの香辛料も用意した。
5色の糸(紙テープ)や紋切りの花なども添えて、思い思いに製作。


魔除けであり、アロマテラピーでもある。
重陽の節句(旧暦9月9日。新暦では現在の10月中旬ごろ)まで部屋に飾ったり身につけたりしたのだという。

植物の香りと生気が行事の主役だ。

下中菜穂


蒸し暑い雨の多い季節。旧暦の時代は、まさにこんな時期に端午の節句が行われていたのですね。小金井市 Musashinoはけの森カフェ で2018年6月17日(日)に開催いたしました『旧暦カフェ 第6回「端午の節句」 』ワークショップは、おかげさまで終了いたしました。ご一緒に体験して下さった皆さま、はけの森カフェの皆さまありがとうございました。

次の第7回 旧暦カフェは、「夏越の祓い(なごし の はらい)」をテーマに、2018年8月11日(土)に 同じく はけの森カフェ にて開催予定です。
また詳細が決まりましたら、当サイト www.xpl.jp でも改めてご案内させていただきます。

一年の半分を過ぎた6月の晦日に行われる大祓の神事、「夏越の祓い」。
夏休みの自由研究の気分で、ご一緒に旧暦の頃の暮らしのリズムに戻って、日本の年中行事を再確認してみましょう!