藤飛び蝶

花のかたちから

藤の花は小さな花の集まりで、そのひつひとつが蝶のようなかたちをしている。
その花を大小2匹の蝶に見立てたのがこの紋。
万葉の頃、端午の節供には野に出て薬草を採る「薬狩り」の行事が行われたが、その折に頭に藤の花を挿したのだという。
美しいだけではなくその呪力を身に纏おうとしたのではないか。
藤の紫色も高貴な色として尊ばれた。


この紋は「子持ち藤飛び蝶」。
似ている「藤飛蝶」の紋を『紋切り型 豆紋』『紋切り型mini 紙あそび歳時記 お守りもんきり』に収録。

しもなかなぼ

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