団扇

涼しいだけではない

古来、団扇は魔を払い、神に願をかけるといった儀式に使われてきた。
今のような竹と紙のかたちになったのは江戸時代。
庶民が涼を取り炊事などに使うだけではなく、人気の浮世絵師が団扇絵に趣向を凝らし、お洒落な小物にもなった。
このように暮らしの中で美しいものを楽しむ庶民の姿は明治時代、日本を訪れた外国人を感嘆させた。

この紋は「三ツ団扇」。
『紋切り型 天の巻』に収録。

しもなかなぼ

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