蝋燭

涙を集める

江戸時代、「蝋燭の流れ買い」という商売があった。
秤を持ち風呂敷包みを背負って買い歩いたのだという。
蝋燭はまだ高級品で庶民は菜種油や魚臭い鰯油の行灯だった。
提灯や燭台で使って流れた蝋も無駄にはできない。
ちゃんと回収して再生した。蝋の流れは「蝋涙」とい美しい名でも呼ばれた。
秋の夜長に灯をともしてみようか。

この紋は「丸に二ツ蝋燭」。
『紋切り型 ものづくし』『こども文様じてん(平凡社刊)』に収録。に収録。

しもなかなぼ

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