【自習ご報告:1】それぞれの旧暦カフェ・ワークショップ 特別自習(3) 「桃の節供に食べるもの」

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◉旧暦カフェ 「やってみる」自習シリーズ

それぞれの旧暦カフェ、今回は「桃の節供に食べるもの」(2022年4月3日・日)の自習を呼びかけました。
まずは小社からの報告です。

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旧暦カフェ自習
桃の節供に食べるもの
「やってみた」報告


旧暦3月3日(新暦4月3日)東京は冷たい雨。
ヨモギの生えた同じ空き地には、この時期はつくしもいっぱい。思わずたくさん摘んじゃいました。
なんだか雨の中で摘むと、ヨモギの香りが強いような気がする。
「端午の節供の雨に濡れた薬草は薬効が強い」(だからこの日を薬日という)と言われていることを思い出す。
雨は香りを引き出すのか?

ハハコグサは、うちの周りにはあまり見つけられず。
(チチコグサやチチコグサモドキは結構アスファルトの隙間にもあるけど)
伊豆で採集してきて鉢植えにしていたものを使う。

摘んだら、ほんのひとにぎり。どちらも葉の裏が白い毛に覆われている。

茹でて(重曹入れました)細かく刻みます。

すり鉢でよ〜く当たると、ハハコグサはこんなにチョッポリ。

ヨモギはたっぷり。

上新粉(米粉)にお湯を注いで練って丸める。それを蒸します。

葉を混ぜ込んですり鉢で搗く。蒸す前に入れるはずだった砂糖を入れ忘れたことに気がつく。
いいや、この段階で混ぜちゃえ。
最後は手でこねてねりねり。(陶芸の粘土を練るように)緑色が均一になったら、出来上がり。
左の3個がヨモギ。右の色の薄いのがハハコグサ。
初めて食べるハハコグサの草餅は、量が少な過ぎて味がよくわからず。
もう少し草が伸びた頃にまた挑戦してみよう。

左の3個がヨモギ。右の色の薄いのがハハコグサ

中にあんこ入りの草餅も。

手前の深緑のドリンクに注目!
抹茶ではありません。

実はすり鉢に残ったヨモギペーストがもったいないので、お湯を注いてちょっと砂糖を入れてみました。
ヨモギドリンクです。恐る恐る飲んできたら、、、いける!
葛でとろみをつけたり、スープみたいしたり、これはなんか可能性ありそうです。
美味しゅうございました。

味もさることながら、摘む時、擦る時、こねる時、ヨモギの香りが身体中に部屋中に満ちてくる。
その幸せを感じました。

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みなさんのご報告、お待ちしてます!


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