旧暦カフェ・ワークショップ 第13回「七夕」 東京大田区 本と工房の家 2019年8月12日(祝・月)

来る2019年8月12日(祝・月)に、 13回目となる旧暦カフェを 「七夕」をテーマに東京大田区・御嶽山駅そばにあるエクスプランテの期間限定スペース「本と工房の家」で開催いたします。

「旧暦カフェ」 とは、旧暦のリズムで日本の年中行事を再発見する体験型ワークショップです。
大人もコドモも、みんなで並んで手を動かし、共に考え発見し共有する場です。

暦という一つの物差しが新暦へと移り変わるなかで、日本各地で行われてきた行事の中には、「行事」と「季節」のボタンが一段ずつずれて、掛け違えが生まれてしまったものが少なくありません。

「旧暦カフェ」では、今あらためて旧暦の時間軸に立ち戻り、行事を通じて伝えられてきた人々の季節の暮らしと知恵から学び感じる場を作りたいと思います。

知的好奇心をくすぐる夏休みの自由研究。
この夏、あなたもご一緒しませんか。

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「七夕」に思いをめぐらすワークショップ

今年の旧暦の七夕は8/7です。
新暦では梅雨のさなかですが、お盆のちょっと前、俳句の季語でいえばすでに秋にあたるのがこの行事。
今の私たちの感覚からはずいぶんずれてしまっていますね。
本来の七夕を知るには、どうやらこのことがキーポイントになりそうです。

実は、七夕には織姫と彦星の伝説、笹の葉に短冊、星への願い事など以外にも「七夕馬たなばたうま」や「七夕人形」、かじの葉、井戸かえなどちょっと変わった風習が各地にあります。
これらを探っていくと、この行事の違う顔が見えてくるような気がします。

今回のワークショップでは「七夕馬」と「七夕人形」を作ってみたいと思います。
マコモ (現在探索中)が手に入ればこれで作ってみたい。
入手できない場合でも藁やチガヤなど、草の素材を用意しましょう。
オルスイサン、梶の葉や星のもんきりなど紙の細工も試してみましょう。

みなさんの知っていることも持ち寄って、長い時を旅して変化してきた「七夕」行事について考えをめぐらすひとときです。


第13回 旧暦カフェ「七夕」
講師:下中菜穂
日時:2019年8月12日(祝・月)13時から16時
(旧暦では今年の七夕は8/7です) 
会場:本と工房の家 (東京都大田区北嶺町27-19 エクスプランテ内)
会費:おひとり3,000円(お茶とおやつ付き) 
*親子で参加される方向けの親子割引あります
例:おふたり(親1名+子1名)で4000円、3名さま(親1名+子2名)で5000円 

参加お申し込み、お問い合わせ:お電話、メールにて承ります。
TEL. 03-3720-1620 (エクスプランテ)
e-mail: u-yu@yj8.so-net.ne.jp

本と工房の家HP
https://hontokoubou.tumblr.com/


日本には季節に合わせ様々な行事がありました。
美しい約束事や作り物が暮らしの中に豊かな景色を作り出していました。
ところが暦が変わってしまったことで、どこか実感が伴わない。
もしかしたら、私達は行事の大切な部分を見失っているのではないか、、、
そんな違和感がどうしてもぬぐえません。
そこで、あえて旧暦の日取りで「やってみる」研究会をしてみようと思い立ちました。
みなさんと一緒に行事をめぐる知見を持ち寄り、行事の肝が何なのかを手探りをする実験を続けています。異分野が交錯するカフェであり大人の自由研究会。
2017年~「はけの森カフェ」で開催。2019年は「本と工房の家」、そして「折形デザイン研究所」でも。

かねてより、旧暦カフェは参加者と手を動かしながら共に探求していく研究会を目指しておりますが、今回は佐藤小菜さん、仁香さん、文泉さんの3人から事前調査の協力のお申し出があり、親子で博物館などで調べて来てくださることになっています。
バスケタリー作家の本間さんも参加してくださる予定。

皆さんもふるってご参加ください。
しもなかなぼ

5月に本と工房の家で行った旧暦カフェ「卯月八日の天道花」の様子
https://www.xpl.jp/ws-20190512hkireport/