あなたもおうちで参加してみませんか?それぞれの旧暦カフェ・ワークショップ 特別自習 「卯月八日の天道花(てんとうばな)」2020年4月30日(木) 各自自習のため自由参加、参加費不要です

旧暦の時間軸で日本の年中行事を見つめなおす体験型ワークショップ「旧暦カフェ」。
行事を通じて伝えてきた人々の暮らしと知恵から学び感じる、知的好奇心をくすぐる大人の自由研究の時間です。
これまで各所で開催してきた旧暦カフェ・ワークショップですが、今回は「皆さんのおうち」で自由参加の「自習」のようなかたちで楽しめないかな?やってみよう!ということになりました。

今回の「旧暦カフェ実習版」は自由参加ですので、初めての方も「ちょっとやってみようかな?」と思われましたら、どうぞゆるりとお気軽に!
大変な時なので無理せず、今、出来る範囲でやってみませんか。

「天道花ってなんだろう?」という方は、よろしければ昨年実施した旧暦カフェワークショップの様子もご覧になってみてください。
■旧暦カフェ2019 卯月八日の天道花 https://www.xpl.jp/ws-20190512hkireport/

さてさて?どうなりますことやら、おたのしみ!

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それぞれの「旧暦カフェ」
卯月八日の天道花

この実習版ワークショップのアイデアは旧暦カフェや紋切りワークショップに何度も参加してくださっているSさん親子と下中とのメールのやり取りから生まれました。

「旧暦カフェ」では「集う」ことの楽しさ大切さを実感してきましたが、コロナにそれを封じられてしまったことは、まことに残念至極。
それでも、、、今までやってきたことを、それぞれの場所でやってみて報告し合うのはどうかしらと思い立ちました。

来る4/30は旧暦では卯月八日です。
この日には、高い竿の先に野山の花束をくくりつけて掲げる「天道花」の行事が行われてきました。
これは1年間の農事が始まるこの時期に、山から神様を招来するための「めじるし」です。
今、コロナ禍による「忌籠り」のただ中にあっても、都会のコンクリートの隙間にも、フェンスのの足元にも春の息吹がいっぱい!
その精気を体いっぱいにいただくこと、それがこの行事の意味なのかもしれません。
離れていてご一緒できないのは残念だけど、それぞれの場所で、そこで手に入るもので工夫して「天道花」をやってみませんか?

花集めはくれぐれも無理をしないように感染予防のできる範囲で!
お庭のもの、おうちで作れる紙の花でも。
「そこにあるもの」で工夫するのが、ご先祖様たちの「行事」の流儀です。

それぞれの旧暦カフェ・ワークショップ 特別自習 「卯月八日の天道花(てんとうばな)」概要
日程:2020年4月30日(木)
(もちろんこの日以外でも構いません。思い立ったが吉日!ご都合の良い日にどうぞ。)
参加形式:今回は自習のみですので自由参加 参加費は不要です
場所:各自皆さんのおうちで。安全やマナーに気を付けて楽しく自由研究してみましょう!


さぁ、あなたも #天道花チャレンジ してみませんか?

  1. 今の季節を感じながら身の回りの草花を集め
  2. 花束をつくって竿にくくり空にかかげる

*上の画像は昨年のワークショップ時のものなので、「大きな花束を長い竹の棒につけて、大人数で、高く高く屋根より高く」かかげていますが、今回はご自分一人でかかげられる範囲で工夫して、どうぞご無理のないように!
どんなテントウバナも、お天道さんはニッコリ見てくれているに違いない。

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ちょっと天道花作りにチャレンジしてみようかな、と思われた皆さん!
よかったらみなさんの自習結果(天道花の写真、制作エピソードなど)を私たちにもシェアしていただけるとうれしいです。

エクスプランテ e-mail: u-yu@yj8.so-net.ne.jp
*ご自身のtwitterやinstagramなどのアカウントから #天道花チャレンジ とタグ付けして投稿してくださってもOKです。双眼鏡で探して拝見します。
*メールは4/30以降に送っていただいても構いません。気長にお待ちしております。

「やってみた」天道花@くさっぱら公園2020

ささやかでも小さい花束を掲げてみる。
それをいろんな人がやってみてるんだな〜という、うっすらとした連体感と言おうか、嬉しさと言おうか。
家々に花束が高く掲げられる姿、見てみたいです。
みんなのために働く人に感謝し、お互いの無事を祈って!


エクスプランテでも、下中が自習版「天道花」作りにチャレンジします!
その様子も皆さんに後日ご報告できればと思っておりますので、今回は参加できない方もどうぞお楽しみに!

さあ、いったいぜんたいどんな天道花が天に捧げられるのか?
想像力を広げて春の空を見上げながら、のんびりとたのしみにしています。


旧暦カフェ

満ちては欠ける月。
寄せては返す波。
咲いては散る花。
積もっては溶ける雪。
生まれては死んでいく命。
時はただ真っ直ぐに進むのではなく、
めぐる季節の中で、
ゆったりとしたリズムを刻みながら
大きな輪を描く。

日々の暮らしの中で失われゆく
生きる力をかき立て、
滞ることなく時を回し続ける。季節の節目に置かれた「日本の行事」は
そんな先人達の知恵の結晶。