【自習ご報告:2】それぞれの旧暦カフェ・ワークショップ 特別自習(10)正月のしつらえ、縁起物

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それぞれの旧暦カフェ・ワークショップ 特別自習(10)正月のしつらえ、縁起物
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宮城、山形県、東京の報告をお伝えします。

齋藤美穂さん(東京都)
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お正月に縁起の良いものを様々準備して、迎える楽しさは、幼い頃を思い出し、いつも心おどるものです。

実家の宮城でマユダマに吊るす、丸物、平物と呼ばれるものが、他の地方では柳つりと呼ばれているのですね。

紙製の立体は丸物、平面は平物と呼ばれています。他はモナカの皮のようなもので、七福神が形どられている物も昔から売られています。

マユダマ用のミズノキや丸物平物が売り出されると、年末だなぁと思います。


千両箱やら鯛に達磨と縁起の良い感じ。



サイコロやど真ん中の矢というのも面白い。縁起物の中に欲望も込めて。お金や富に関する物が多いです。幼い頃は、モナカの皮の七福神しかなかったような気もします。

祖父母と孫がワイワイとミズノキに、丸めた餅を花のようにつけ、正月飾りを吊るしていきます。子どもはサイコロや鯛がお気に入り。


 
近所の諏訪神社からいただいたお札がおさめられた神棚つければ、縁起の良い事この上なし。 

ずいぶんと飾りの多いマユダマとなりましたが、人々の素朴な願いを込めてにぎやかにお正月に彩を加えてくれます。

お正月っていいなぁ。


天野典子さん(東京都)
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実家の山形県東根市は小正月に
・団子木
・まったんだいこ(股になってる大根を大黒様にお供えする)
は今もやっています。

夫と子が帰省している富山県高岡市の正月飾りには、柳つり的なのが見えます。
右側の掛け軸は天神様で、富山のは立体像でなく掛け軸形式が多いようです。



富山の飾りは
・呼び方は「まえだま」(繭玉が訛って)
・木は柳を使ったが、もともとは張りのある枝でやっていた(入手できなかった)
・飾りは、以前は地元の玩具屋で売っていたが(12月上旬に季節販売)、売らなくなってしまい今年のはネットで購入(今どき…)

姑の実家が昔、
富山湾に面した新湊(現在の射水市)で海運業をやっていたらしく
大漁旗(漁船でなくても船を作ると旗をもらうものらしく)も飾っているようです。



東急田園都市線渋谷駅のホームの駅員さんたちのバックヤード入口の扉に
そこまでして、それでも飾るのか!
という飾りがありました。





山田さん(夫)の記憶によると東京の繭玉は

15年前くらいまで、浅草の羽子板市(12/17-19開催)で、枝に飾り付けられたものを新門(浅草寺に出入りしている鳶)が売っていた。
歌舞伎座、浅草地区の老舗の店(甘味の梅園、天ぷらの大黒屋、天ぷらの中清)には今でも飾り付けられている。
らしいです。

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