【自習ご報告:3】それぞれの旧暦カフェ・ワークショップ 特別自習(10)正月のしつらえ、縁起物

◉旧暦カフェ 「やってみる」自習シリーズ

それぞれの旧暦カフェ・ワークショップ 特別自習(10)正月のしつらえ、縁起物
https://www.xpl.jp/ws-20221226jisyu/


伊豆、京都府福知山市大江町の報告をお伝えします。

大竹誠さん(伊豆高原)
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我が家の新年のしつらえは、妻(布美子)が「吊るし雛細工」習いで手がけた布ものです。
サボって使いまわしています。クリスマスのツリーも同じ。
あとは、庭の「センリョウ」「マンリョウ」を活けました。友人からの「年賀状のうさちゃん」も列席。






下中菜穂より大竹さんへのお返事
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うちのスタッフが、日経新聞の記事で見つけてくれたのですが、
西伊豆には塩鰹を正月に飾るところもあるのですね。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO67217220Y2A221C2BC8000/

◉「しおかつお」について

エクスプランテのスタッフが「日経新聞」12月29日の記事を持ってきてくれました。
西伊豆町の田子地区ではこんな「しおかつお」を正月のの縁起物として飾る文化があるそうです。
「塩鰹」はかつぶしの前身とも言える塩蔵カツオ。これを今でも作り続けている「カネサ鰹節商店」の方が、
この正月飾りも作っているとのこと。
https://www.canesa.net/items/54257555

土地の文化を残していくこと。
「塩鰹がなくなることは、共に歩んできた田子の歴史が消えることに等しい」
とは5代目の芹沢安久さん。
ああいくつもの歴史が消えていく前に出会いたい。
そして、自分の中に残せるものを残したい。

新井厚子さん(京都府福知山市大江町)
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年末から書こう書こうと思いつつ、なんだかんだと。
白味噌しこんで、あたふた、そうじもしてみたり、なんだかんだ。
気がついたらあれ、お正月も過ぎてるわねという辺りです。

この辺りで、12月は山の神というのがあって、新聞にも載ってたのでおおくりします。
山の神さん、私が今すんでいる地区でもちょっと前までやっていたらしいのですが、
子供がおらんでな〜というわけで途絶えているそうです。
山の神さんは男の子の行事で、おおきい藁草履を作って、お宮さんに収めるそうです。
やはり、私の実家のとこでは浄土真宗やからか、なかったのです。

先日はうちの隣のお寺さんのおばあさんが亡くなられて、お葬式があり、お手伝いに行きました。
曹洞宗のお寺で、近所の人が言うには、数年前にご住職が亡くなられた時には、「つくりもん」つくって、行列があってえらいこっちゃったんや〜 ということでした。
が、「つくりもん』??気になるなあ〜 行列の飾りらしいのですが、これもみたことがない。結構近くてもいろいろ違うものです。

お正月、実家にいる時は、まず仏さんの仏具に磨きものから、飾理もの総入れ替え、お正月用のしつらえ。
掛け軸変えて、お正月の屏風を出して、お正月の御膳と、塗り物だして、、、三宝出して松立てて立てて、、、おこめと串柿とみかんと、、、を入れて、炭でくくって。。。
両親が亡くなって、私が家を出てからはそんなこともすっかりしなくなってしまいました。



【両丹日日新聞】https://news.yahoo.co.jp/articles/6ae4521f46dec76e38f978e1a5e5547d79a0975c

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